鳥海山より

曇り空の中登山道を歩き始めた
藤子藤夫夫妻の後ろをゆっくりと着いていきながら
キョロキョロ景色を楽しみ長い長い階段を登って行く
ふと奥様の肩ごしにトンボが
そのまま数分間一緒に登山を楽しんだようだ
突風の吹く中きっと温もりを味わいたかったのだろうか
なんて一人で思いをつのらせ
延々と歩き続ける
夏山だというのにこの景色は・・・
青々とした山の雰囲気は全くなく
まだ朝だと言うのに
薄暗くまるで時間が止まり魔界へ入り込んだような
そんな感触だろうか!
延々と時間の経過を感じさせてくれない
こんな山も全くはじめてだ
東北イコール魔界となってしまいそうな
そんな印象だ!
きっと晴れていたら山々の景色も素晴らしいんだろうな!
あ?ぁ! 残念・・・
白山ほど高山植物は多くないけれど
けっこう花々も視線に入り良かったが
時折視界ゼロに近いような霧に包まれ
天候が急変する
霧の中の歩行で頭はびっしょり
髪の毛からポタポタとしたたり落ちる水分はいったい・・・
                   続く